水虫・インキン・たむしにもうこりごり

水虫とインキンやたむしは、白癬菌という真菌が原因で起きる皮膚の感染症です。手や足に発症した場合が水虫で、股に出来た場合がインキン、手足や股以外に出来たものをたむしと呼んでいます。ただし、原因が同じであっても場所が異なっているので、場所ごとに注意しなくてはならない点もあります。

足白癬とも呼ばれる水虫は、白癬菌が角質内部へ浸食して定住した事による症状です。白癬菌による浸食は新陳代謝を超えた速度で進行するので、人間に本来備わっている体を正常な状態に戻す能力である自然治癒力による改善は期待する事が出来ません。真菌の増殖を抑制する抗真菌薬による治療が有効です。抗真菌薬には外用薬と内服の種類があり、内服薬の服用は医師の診断が必要となります。

インキンは股部白癬とも呼ばれており、症状が長期化するのが特徴です。性器周辺部の皮膚から主に発症する症状であり、発疹や水泡が広がっていきます。体温が上がる事により、患部が熱を持ち痒みが増加します。若い男性に多く見られていますが、女性や高齢者の発症率が高くなっている事も報告されています。非常に蒸れやすい部分に出来るので予防する事が難しい上に、治療には根気が求められます。

たむしは体部白癬と呼ばれる症状であり、初期の段階では虫さされの様な湿疹が出来、強い痒みが伴います。進行する事により、周囲にも同様の湿疹が出来るようになります。動物の毛の中に白癬菌が住みついているので、ペットから感染するケースがあります。同じ白癬菌が原因の水虫の場合に、ペットからの感染が稀であるのとは異なっています。虫さされや湿疹との区別がつけにくいのですが、境目が盛り上がっている事や汗をかきやすい部分に集中している事等での判別が可能です。

これらの症状は白癬菌が原因であり、伝染するというのが共通点です。水虫の場合は、既に水虫になっている人が素足で歩いた畳や床、スリッパ等からの感染が多いのが特徴です。白癬菌が付着してから症状が発生するまでに2日間がかかるので、付着した場合でも良く洗浄する事により防ぐ事が出来ます。ただし、皮膚が傷つくほど洗った場合は免疫力が低下するので感染しやすくなってしまいます。

白癬菌が浸食すると広い範囲にまで進行するので、外用薬を散布する場合は症状が出ている部分よりも広い範囲に対して行う必要があります。症状が改善したと感じても内部の状況は分からないので、自覚症状がなくなった後も1カ月程度は治療を継続するのが有効です。

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2014/07/07
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